メリットが多い?介護施設の看護業務

高齢化社会の影響により、介護施設が増えつつある現在は、介護施設でも看護師の需要が高まっています。介護施設では、高齢者が安心して生活ができるようにサポートをしていますが、それには看護師の存在が欠かせません。看護師は、バイタルチェックを行い、利用者の体調を把握したり、服薬管理や緊急時の対応など、介護士ではできない医療分野の業務を担います。また、経管栄養や痰の吸引をはじめ、感染症が介護施設に広まらないように、介護職員への衛生管理指導も担当するので、質の高い介護サービスの提供には必要不可欠なのです。

では、介護施設で働こうとする場合、看護師にはどのようなメリットがあるのでしょうか?まず、介護施設の求人は、年々増えつつあるということです。しかも、デイサービスのような通所型の施設なら、毎日決まった時間に出勤や帰宅ができるので、家事や育児と両立しやすい労働環境といえます。そのため、プライベートな時間を大切にしながら働くことができます。

さらに、医療行為を行う頻度は少ないので、心身への負担が少なくて済みます。子育てなどで仕事を休んでいた方でも、スムーズに復帰できるのは大きな魅力といえるでしょう。事実、介護施設で働いている看護師の中には、子育てが一段落した40代前後の人もたくさんいます。

それから、介護施設では利用者とじっくりとコミュニケーションを図りながら暮らしのサポートができるのもポイントです。基本的に介護施設の利用者は、病院に比べると長期的に施設を利用します。つまり、利用者と顔を合わせる機会は多く、自然と仲良くなりやすいというわけです。ですから、一人一人の利用者とじっくり関わりながら看護がしたい人には最適の環境です。